考察&隠し設定
Q&A方式でわかりやすく解説します
2年後とはハイガト1から2年後の世界?
- ジョシュアの存在する世界での2年後という事です。なのでハイガト1ラストシーンから本当に2年後という意味になります(この2年間とは45歳だったジョシュアが47歳で病死するまでの期間)。ハイガト1の舞台となった時代はジョシュアが少年の頃の精神世界なので1930年代だと思います。ハイガト2ではジョシュアの没年である1973年です。ちなみにハイガ達のいる世界(作中では頻繁に中有と言われている)には時間の概念はあまりありません。。ハイガにしてみれば108事件の直後だったかもしれません。
白い靄って何者?
- ハイガト1に出てきた「考える靄」です。前作同様ほぼ本筋とは関係ない事をダラダラ話して情報の攪乱をしてきますが、その内容は「現実世界(プレイヤー側)からのゲーム内への干渉またはその逆」であるという事です。ディレクターの趣味の産物でもあるのであまり気にしない方がいいですがゲームに全く関係ない事を話しているわけでもありません。プレイヤー世界への干渉としては冒頭でサザメキもコチラ側の日時を報告してきたりしています。
顔が無くなる?
- サザメキの「顔がなくなる」発言は、ジョシュアに顔を描き間違えられた際、一度顔を流された苦しみです。新型サザメキはこの時の苦痛のせいで旧型より少し性格が歪んでいます。
ハイガに対してあのゲスいサザメキは一体...?
- 黒いサザメキには3つの理由があるそうです。
- 1つめは、ハイガによって旧型を燃やされた恨み(ただし旧サザメキの感情とは無関係)
- 2つめは、ジョシュアに顔を流された苦痛を忘れられない
- 3つめは、ジョシュアが取り憑いているため、殺人犯としての暴力的なジョシュアの内面が表われている、
- そしてジョシュアは個人的にハイガを恨んでいる、ということだそうです。
ところどころに出てくる迷える子羊の被り物は?
- 前作懺悔室のアレです。今作ではホラーとギャグが紙一重な存在です。
白いキツネは一体?
- ハイガト2に登場する白い狐は3匹います。
サザメキはなぜ「森に獣はいない」と発言した?
- 迷いの森の正体を知っていたため、ボロが出た台詞だったそうです。サザメキらしい…
白銀の狐の正体は?
- 似たような髪型をしている男が1人います。
ハイガ少尉は物理的に存在している?
- していると思います。だから「壊れる」=「死」という概念があり、肉体があると勘違いを続けていました。
カデンツァが青ラインの軍服を作り出したのはなぜ?
- 赤いラインの軍服であったカナカリ少尉と被らないようにしたのだと思います。ずっと少尉の人形がいなかったのでもう一度少尉として作ったのがハイガだったのですが、カナカリと被らない新しい人形に仕上げたのでしょう。
トロム第3基地でハイガは少尉から伍長に降級された?
- 新入りに少尉という高い地位を与えるわけにはいかず、そういう理不尽な理由で降級を受けました。ただし一定期間は少尉のままであったようで、その時ロミーはハイガの部下であったのです。
なぜ人形のハイガはトロム機関に?
- 誰かによってそこへ連れて行かれ、人形である記憶を消されたようです。トロム機関には人間ではないモノ達が寄せ集まっています。その正体はまだ不明確なままです。「死者管理を行うエゴイスト」であるとジョシュアは評しています。
前作の108部隊はどこへ行ったか?
- ハイガに焼却された=お焚き上げを行われた、ということになり、霊力の強いハイガによって天上に送られ成仏してしまった事になります。人形やぬいぐるみを処分するときはお炊き上げを行うのだそうです。やはり魂が宿るから...なのですね。
本当にジョシュアの生家に108部隊は「物体」として物理的に存在していたか?
- そうかもしれないし、そうでないかもしれないそうです。精神世界から「灰」という「形」でハイガが持って帰って来てくれた、というのが有力説です。
ロミーはキツネ型とヒト型、どちらが本当の姿?
- トロム機関にいる者は基本的にヒトの姿をとっていますが、ロミーだけは元の姿のまま行動する事が多いらしいです。つまり一応ヒトの姿があるが彼は元の姿のままでいる珍しい隊員です。...ぬいぐるみなのでしょうか。ハイガがトイソルジャーならロミーはぬいぐるみである可能性が高いです。
ハイガはなぜエステラに4万円も借りた?
- ギャンブルで珍しく負けた可能性がでかいそうです...
ミギオンはワカサギをどうしたい?
- わかりません。ディレクターが教えてくれません。
108部隊、旧型と新型の違いは?
- まず人形の出来栄えですが、当然職人技なら80代であるカデンツァの方が遥かに上です。なのでオリジナルの美しさをジョシュアに再現できたかといえば至らない所があると思います。
- 特にカデンツァの恋人を模したカナカリにはサファイアがあしらわれていましたが、ジョシュアはさすがにそこまでしなかったと思われます。ただし、ジョシュアにとってもカナカリは亡き叔父の生き写しとして特別な人形です、丁寧に作ったのではないでしょうか。カナカリにはジョシュアの叔父に対する想いの思念が多く入りました。つまりジェレゾ自身の思念を受け継いでいなくても、ジョシュアが思い描くジェレゾの姿が投影された事になります。新型カナカリはカデンツァの婚約者である事はあり得ません。もう彼はジェレゾになったのです。ジェレゾ本人に一番近い状態であるため、素顔の露出が容易に行われました。彼こそがジョシュアの叔父、ジェレゾです。ただしジョシュアが知っている限りのジェレゾです。
- そしてジョシュアの作った人形には当然ながら父ライカスと母ティードの思念が宿りません。つまりリンドウとマガミには両親の思念が入っていないことになります。かろうじてリンドウには旧型の記憶としてクラゲ好きが残りましたが、マガミに至っては別人色が濃くなっています。シャイであった性格も、リース作りの趣味もおそらくなくなっています。受け継いだのはハイガに対する歪んだ感情くらいですね。今作のリンドウとマガミがやけに雑な感じなのはそのせいです。
- そしてサザメキは最もジョシュアに近い存在です、そのため簡単に憑りつくことができました。しかもジョシュア自身が作ったとなれば、完全にジョシュアの思念を受け継ぐ者になります。完璧な「タイプ:ジョシュア」として生まれ変わったということです。しかしそのせいでジョシュアの持っている負の面も受け継ぎ、サザメキという本来の個が薄れてしまった事は残念です。それでも旧型からはしっかり「舎弟心」を引き継いでいるようなので、ハイガと一緒にいるときはやっぱり頼りにしている様子。
- こうして色々考えると、やはりカデンツァの作った108部隊こそ本物であり、今作の108部隊はゲストキャラクターでしかないとも言えます。ジョシュアはカデンツァの作った人形を模したものを作った、つまりこれは「人形の人形」なのではないでしょうか。
- しかし主人公はやはりジョシュアである事を考えると、最終的に彼が作り上げた物こそ本物となり、結果的にハイガもカデンツァの作った彼らではなく、ジョシュアの作った彼らと共に行くことを選ぶのです。
ディレクターより
新しい108部隊とハイガの吸収は、新しく全てが始まるための準備です。元々ハイガは前作の段階である程度その正体が決定されていました。子供のジョシュアがハイガをトイソルジャーとして扱いましたが、それは間違いではありません、本当にハイガは兵隊の人形だったのです。ハイガと108部隊存続のための強行策である今回の脚本…いかがでしたでしょうか。またいつかお会いできるのを楽しみにしています。どうぞ、心安らかな日々をお過ごしください。